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他の企業の商号や商標と同じドメイン名を取得する場合


「ドメインを譲り受けたい』という申し出を受けたのですが、申し出を拒否すると、何か問題が生じるのでしようか。

ドメイン名は、インターネット上の住所のようなものです。

インターネットに接続されているコンピュータには数字で示されるIPアドレスが付与されますが、わかりづらいので、覚えやすい英数字のドメイン名で管理されています。

このドメイン名は登録機関に申請して使用します。世界中に2つ存在しえないので、早いもの勝ちです。そこで、有名企業の名前などを先に取得して、高値で売りつける不正が多発しました。

しかし、他の企業の商号や商標と同じドメイン名でも、取得しただけでは商法・会社法や商標法違反にもなりません。不正目的で取得した場合に限って、不正競争防止法で規制されています(著名な営業表示の場合、一定の要件を満たせば、不正競争行為として規制されるおそれがあります)。

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また、かりに別な会社が商標登録しても、このドメイン名とそのウェブサイトの内容によって商標権を侵害していなければ、このドメイン名を保有していること自体は違法ではありません。

ドメイン名をめぐる紛争については、裁判手続きだけではなく、以下の各登録機関による仲裁手続きが用意されています(59ページ)。それらのウェブサイトには、紛争処理の指針なども公表されていますから、あわせて参照するとよいでしょう。

・日本知的財産仲裁センター JPドメイン名紛争処理
http://www.ip-adr.gr.jp/business/domain/
・世界知的所有権機関
http://www.wipo.int/porta1/index.htm1.en